「ウサギって寂しいと死んじゃうの?」
ウサギさんを飼われている方は1度は質問されたことがあるのではないでしょうか🐰?
私もよく知り合いからこの質問をされるのですが、
もちろん答えは・・・「寂しくてもウサギさんは死にません」です‼
世間的にはか弱いイメージのウサギさんですが、
いざ一緒に生活をしてみれば意外とたくましい性格をしていますよね😎
そもそもウサギさんは縄張り意識の強い動物です。
一人で寂しくないように☺と人間側の優しさで複数飼育(特にオス同士)にすると
壮絶な縄張り争いの喧嘩になり兼ねないです😱
どうしてウサギさんにこのような“ 寂しいと死んでしまう”
か弱いイメージがついてしまったのか・・・
調べてみると諸説はありますが、何個か出てきたので少しお話ししたいと思います🌟
あの有名なドラマから・・・!?
90年代に放送された『一つ屋根の下』というテレビドラマで
ヒロインが「ウサギは寂しいと死んじゃうんだよ!」というセリフがありました。
当時の大ヒットドラマだったため、そのセリフが一気に世間に広まり、
今も根強くウサギはか弱いイメージが定着しているのではないかと言われています。
ウサギ🐰の胃腸はデリケート
完全草食動物のウサギさんは四六時中、
牧草を食べることによって体に必要なエネルギー💪を得ています。
そのため消化管は常に活発に動いていますが、
何かしらの原因でひとたび蠕動の低下が起こると
消化管機能はバランスを失ってしまいます😖💦
消化管機能のバランスを失うと腸内細菌叢に悪影響を及ぼして
腸内にガスが貯留し、いわゆる胃腸のうっ滞を起こします。
うっ滞を引き起こす何かしらの原因は、不正咬合やストレス、食事など様々ですが、
飲み込んだ異物や毛によって腸管閉塞に至ると、急変する可能性があります。
「まだいくらか元気そうだし・・・🤔」
と飼い主様が「まだ大丈夫」と決めつけて様子を見てしまうと、
状態によっては数時間でウサギさんが命を落とすことも・・・💦
仕事や用事から帰ってきた飼い主様は自分が不在の間に起こったの突然の出来事に、
「寂しかったから」と勘違いをし、「ウサギは寂しいと死んでしまう」
という迷信が広まったのではないかと言われています。
私たちにできること
もちろん胃腸の問題に限らず、他の疾病でも突然死に至ってしまう場合もあります。
ウサギさんは元々、野生界では捕食される側の動物なので
弱っている姿は肉食動物に狙われやすいため、体調不良を表にあまり出しません。
普段から食欲や便の形状・量をよく観察し、把握することによって
ウサギさんの体調の変化にいち早く気づいてあげることが何よりも大切ですね😊
ちなみにうっ滞の症状としては、
食欲不振、食欲廃絶、便の異常、
じっとうずくまって動かない、歯ぎしりなどがあげられます。
いつもと違うなと感じることがあれば、お気軽に当院にご連絡ください⭐
動物看護士🐰