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足底皮膚炎② 〜床材探しのヒント〜

前回に引き続き、今回もウサギさんの足底皮膚炎(ソアホック)予防のためのお話です

前回お伝えした通り、ウサギさんのソアホック予防の要は、「床材探し」!色々な床材がありますが、どの床材も一長一短。その中で、ベストなものを見つけてあげたいですよねさて、ウチの子は何を優先して選んだらいいのかな…?そんなお悩みを解決するための、ヒントとして、以下のポイントを考えました参考にしてください

□トイレはどこで?

→あちこちに排尿する場合は「排水性」を重視してください。クッション性があっても吸水性が良くないと、皮膚が濡れてしまいます濡れた状態は皮膚のバリア機能が弱まるため、足裏が濡れたままでいるのは禁忌です!すぐに対策してください!一見、水はけの良さそうなすのこでも、目の荒いもの(プラスチック製のものなど)に残った水滴を踏んでいませんか?

 

排水性に関しては、目の荒いすのこよりも金網の方が優れています

また、ペットシーツをトイレにする場合は、排尿直後に踏んでしまっても濡れないような、吸水性に優れたものをおすすめします。吸水性とクッション性を兼ね備えた素材の例としては、吸水性に優れたバスマット、キルティング素材などがあるかと思います

□一番長く過ごす場所は?

→ウチの子が一番長く過ごす場所はどこでしょう?足裏の状態が悪くなるということは、その場所の床材が適していない可能性大!ウサギさん自身がその場所を気に入っていても、足裏の健康が優先です!

□齧り対策は万全?

→いくら足裏に優しい素材でも、ウサギさんが齧って飲み込んでしまうものは不適切!それが原因で胃腸を悪くします。吐き戻すことができないウサギさん、最悪の場合は腸閉塞を引き起こし、命に関わりますウサギさんが齧るのは本能です。しつけの基本として、齧っている時に構わない(好ましくない行動と報酬を結びつけない)ことは大前提ですが、それでも遊びとして齧るのをやめてくれないことも多いです。特に端っこが齧りやすいので、どうしても齧ってしまう場合は、ウサギさんが敷物の端っこにアクセスできないように、環境を整えましょう!

□爪が引っかからない?

→とっても大切な「爪切り」当院でも、多くの患者様が、爪切りで定期的に通院してくださっていますしかし、日常ケアができているウサギさんでさえ、お爪を引っ掛けやすい素材のものもありますたとえばループタイプのラグマット。引っかかって爪が折れるだけでなく、驚いてパニックになってしまうと、骨折してしまう危険もあります

□床材を重ねるのもあり!

→良さそうな床材に出会っても、クッション性はあるけど齧る…素材はバッチリなのにクッション性に欠ける…など、あともう一歩…!なことがあると思います。その場合は、床材を重ねるのも有効です!例えば、クッション性のあるジョイントマットの上からラグを敷いてみるのはどうでしょう?クッション性がアップする上、マットの繋ぎ目を齧ってしまう心配も要りませんまさに、ウチの子専用の床材の完成ですまた、ケージのサイズに合わせて、クッションを手作りされている飼い主様もいらっしゃいます

□補足:スタンピングの原因は?

→スタンピンング、いわゆる、足ダン足ダンが激しい子は、ソアホックの症状を悪化させてしまいます足ダンの原因(騒音・他の動物の存在など)を探し、床材と併せて、環境を改善しましょう!

床材についての具体的なお悩みも、診察時に相談いただけると幸いですまた、ウチの子にピッタリの床材を見つけた!なども、ぜひ教えてください一緒にウサギさんの足裏の健康を守っていきましょう!

獣医師・大西